2026.02.16 【抵抗器特集】フラット電子 JWグループの資金基盤バックに生産強化

角板形金属薄膜固定抵抗器角板形金属薄膜固定抵抗器

 フラット電子は、超高精度で高信頼性を誇る金属薄膜抵抗器の専業メーカー。台湾を拠点とする鈞崴電子(JW)グループ傘下の日本の抵抗器メーカー、横浜エレクトロニクス(横浜市港北区)による2025年の吸収合併後も法人格を維持。代表取締役社長は横浜エレクトロニクスと同じ田木稔氏が務め、代表者以外の人事は変わらず安定運営。JWグループの資金基盤をバックに生産体制を強化し技術融合で高付加価値製品を投入。3年後の飛躍的売り上げ拡大に布石を打つ。

 営業戦略は自社製品に加えグループ内の電流検出抵抗器(シャント抵抗)やサーマルブリッジ(熱橋)、ヒューズなどを日本の顧客に積極展開。提案製品の幅を劇的に広げ多様なニーズに柔軟に応じる。シャント抵抗は直交型ロボットのサーボモーターやマシニング分野で高い需要を見込み、半導体検査装置メーカーの相談を生かした金属薄膜抵抗器とのセット提案も視野に入れる。顧客課題を解決するソリューションが競争力の鍵だ。

 JWグループの販路を活用し海外計測器メーカーへもSIP形金属薄膜ネットワーク抵抗器など同社の主力製品をアピールし、米国やドイツなど欧州をターゲットに海外で人気のラジアル抵抗も戦略的に推し進め世界でチャンスを狙う。

 国内は大手競合メーカーの生産終了品の置き換え製品を外部通販サイトで一般提供する計画。受注増加に備え、生産を一部横浜エレクトロニクスの藤沢工場(神奈川県藤沢市)に移管し製品スペックに応じ分担を検討する。グループ全体の窓口業務連携で顧客サービスの質も高める。

 自社工場は高効率設備の更新、増設、歩留まり向上、製造プロセス革新を進めグループの自動化ノウハウを吸収。高付加価値製品開発加速の原動力とする。特殊用途の超高精度新製品をグループで共同開発するプロジェクトも含め、新たな挑戦でエレクトロニクス業界に革新をもたらす。