2026.02.17 キーサイト、EV向け充電テストを強化 車両電動化を後押し

メガワット級充電の検証が可能な「SL2600A Megawatt Charging Discovery System」

機能を拡張できる「SL1047A Scienlab Charging Discovery System – High‑Power Series」機能を拡張できる「SL1047A Scienlab Charging Discovery System – High‑Power Series」

 米通信・計測機器大手のキーサイト・テクノロジーズは、高出力・メガワット級充電への移行を支援する電気自動車(EV)向け充電テストソリューションを2種類用意すると発表した。EVの大型化や商用車の電動化が進む中、高度化する充電インフラのテストニーズに応える。

 一つ目の新製品 「SL2600A Megawatt Charging Discovery System」 は、電圧が最大1500V、電流が同1500Aに対応。次世代の重量車両向けメガワット級充電の検証が行える。アップグレード可能なモジュール構成により、単一システムでEVと充電ステーション双方をテストできる。NACS(北米充電規格)やCCS(複合充電システム)を含む将来の規格を見据えて設計されている。

 もう一つの「SL1047A Scienlab Charging Discovery System – High Power Series」 では、ラインアップを強化し、400A・1000Vから最大800A・1500Vまでソフトウエアで拡張できるようにした。さらに世界の主要な充電規格に対応し、グローバルな充電エコシステムに向けて、包括的な適合性と相互接続性のテスト環境を実現できるようにした。また、複雑化するEV充電の要件に対応し、充電通信テスト機能も大幅に強化した。

 電動化が進む乗用車に加えて、物流車両や建設機械、産業用車両などの大型モビリティーにも電動化の波が広がり、メガワット級の高出力充電に対するニーズが急速に高まっている。キーサイトは今回の製品を通じ、次世代の高電力充電技術の開発を支援する方針だ。加えて、国際規格との整合性確保を後押しすることで、EVエコシステム全体の信頼性向上に貢献したいとしている。