2026.02.18 キーサイト、北大の半導体人材育成を支援 測定器寄贈

寄贈式に臨む北海道大学の寳金清博総長(左)、キーサイト・テクノロジーの寺澤紳司社長(同大提供)

 キーサイト・テクノロジーは、北海道大学による半導体技術者の育成を支援するため、実践的な教育に適した基本測定器「Keysight Smart Bench Essentials シリーズ」を寄贈した。道内に先端半導体産業を育てる取り組みを後押しする。

 北海道では、先端半導体産業の本格的な立ち上がりに伴い、人材需要が急速に拡大。北海道半導体人材育成等推進協議会の資料によると、2030年度の関連企業の採用希望者数は23年度比で約3倍に拡大すると見込まれている。

 こうした状況を踏まえて北大は、25年に教育研究のヘッドクオーターを担う「半導体フロンティア教育研究機構/IFERS(アイファース)」を設置し、半導体人材の育成と研究開発を全学的に推進している。シミュレーターを用いたデバイス・プロセスの設計から製造や評価に至る一連の工程を実演できる「半導体プロトタイピングラボ」の整備も進めており、キーサイトから寄贈された測定器もラボに導入される予定だ。

 今回寄贈した測定器は、計測の基礎教育に適したコンパクトなシリーズで、リモートアクセスにも対応している。オシロスコープとデジタルマルチメーター、DC電源、ファクション・ジェネレーターという4機種で構成される14セット(計56台)を納入。これらは、学生の日常的な実験や演習にも使用される。