2026.02.18 産業用無線技術の実装へ、技術研究組合を設立 「6G」世代に対応

 情報通信研究機構(NICT)と村田機械、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、トヨタテクニカルディベロップメント(TTDC)、サイレックス・テクノロジーの5者は、産業用システムで求められる無線通信技術の確立と社会実装を加速するため、「産業用無線技術研究組合」を設立した。

 同組合の英語名は「Industrial Wireless Technology Collaborative Innovation Partnership(略称・IWT)」で、理事長にはNICTでBeyond5G研究開発推進ユニット研究統括を務める板谷聡子氏が就任。次世代通信規格「Beyond 5G(6G)」世代に対応した産業用無線通信技術の確立を目的とした活動を推進していく。

 Beyond 5Gが普及する時代には、産業用システムに用いる無線通信技術にも、これまで以上に高度なロボットの遠隔制御などに対応することが求められる。こうした中で、リアルタイム性や多数接続性、高信頼性が確保される通信ネットワークの実現が不可欠となっている。また、同システムに利用される無線通信モジュールには、通信性能のみならず、長期供給や長期保守への対応などの課題もあった。

 こうした課題を解決するため、NICTと村田機械、ATR、TTDC、サイレックスは、産業用無線技術の開発と実装を促そうと今回の組合を設立することを決定。技術研究組合法に基づく設立認可の申請を行い、17日付で総務相から認可を得た。

 今後、同組合では、Beyond 5G世代に向けた産業用無線技術の研究開発や性能評価、標準化などの活動に合同で取り組み、産業用無線モジュールとして国内企業への安定供給が可能なエコシステムの確立を目指す。