2026.01.23 NEC、世界初ファンレス光伝送装置を提供開始 データセンター間伝送の省電力・省スペース化に貢献

SpectralWave WX-EシリーズETM54C

 NECは、データセンター向け小型光伝送装置「SpectralWave WX-Eシリーズ ETM54C」の提供を開始した。オール光ネットワークの実現に向けた取り組みの一環で、1月から出荷を開始する。

 同装置は、光伝送装置として世界初となるファンレス設計を採用。同程度の仕様の一般的な製品と比べ、消費電力を低減できるという。低消費電力部品の採用や電源回路の効率化に加え、ヒートシンク形状や内部設計の最適化により、従来適用が難しかった自然空冷機構を実現した。機械部品の削減により故障リスクを抑え、メンテナンスコスト低減にもつながるという。

 設置性も高めた。小規模なエッジデータセンター向けに機能・性能を最適化し、1Uの高さを維持しながら横幅を半分のハーフサイズとした。占有スペースを半減し、高密度設置による運用コスト削減を見込む。

 伝送性能では、1波長当たり400Gbpsの光信号を最大54波長束ねて伝送し、合計21.6Tbpsの大容量伝送を可能とした。加えて、標準規格のOpenROADMおよびOpenZR+に準拠し、マルチベンダー環境での相互接続を実現する。

 今回の研究成果の一部は、情報通信研究機構(NICT)の助成事業と委託研究により得られたという。