2026.03.02 独VW、BEV累計200万台達成 ラインアップを拡充し巻き返し
200万台目となるBEVの購入者へ引き渡しを行った
独フォルクスワーゲン(VW)の電池駆動車(BEV)販売台数が、2月末で累計200万台に達した。200万台目の車種は「ID.3」で、東部ツヴィッカウ工場で生産。顧客へのデリバリーセンターでもあるドレスデンのガラス張りの設計で知られる「透明工場」で、購入者に引き渡された。
同社は200万台の実績について、「欧州での競争力と市場浸透の証明」と位置付ける。
VWは、2013年の「e-up!」でEV市場に参入、100万台達成は25年4月末。200万台到達までは約10か月、電動化戦略の遂行を急いでいることがわかる。
200万台達成に貢献したのは主に「ID.3」「ID.4」「ID.7」の3車種。同社によると、独自の車載基盤「MEB」の初の搭載車「ID.3」は、累計で62万8000台を販売した実績を持つ。BEV販売のけん引役を担うSUVタイプの「ID.4」は、90万1000台。ドイツ国内にとどまらず、中国や米国での販売も堅調だった。IDファミリーを巡航距離や高効率などの面で技術的に進化させた上位モデルのID.7については、13万2000台を販売し、存在感を高めつつある。
同社の計画では、26年にはBEVの小型車「ID.Polo」や新型SUV「ID.Cross」の投入も予定しており、バラエティーに富んだ車種の構成となっている。
世界市場をみると、中国のBYD(比亜迪)が25年だけで220万台のBEVを販売し、頭一つ抜け出している。VWはラインアップを増やすことで、消費者の選択の幅が拡大し、トップメーカーとしての地位奪還に挑む構えだ。









