2026.02.05 25年の車載電池世界シェア、CATL・BYDの2強で過半  中国勢が存在感

世界で唯一30%以上のシェアを占める中国CATLのLFP電池

 韓国の調査会社SNEリサーチがまとめた2025年の世界車載電池に関する報告書によると、同年の電気自動車(EV)向け電池生産量は1187GWhで、前年を31.7%上回った。24年は901.4GWhで、年間生産量が1000GWhを超えるのは初めて。

 同調査によると、25年の生産実績上位10社のうち6社が中国勢を占め、依然市場をリード。CATL(寧徳時代新能源)とBYD(比亜迪)の上位2社でシェア55.6%と、半分以上を占める。CATL が39.2%、BYDが16.4%とシェア。韓国勢はLGエナジーソリューション(LGES)、SKオン、サムスンSDIの3社と7位のパナソニックがランク入り。

 1位のCATLは、前年比35.7%増の464.7GWh、世界市場の伸びを上回るペースで上昇、2位のBYDは27.7%増の194.8 GWh、LGESが3位で108.8GWhの生産量。LGESのシェアは9.2%だが、2ケタシェアは中国の上位2社のみとなる。

 4位以下は、CALB(中創新航、生産量62.8 GWh)、5位国軒高科(53.5 GWh)、SKオン(44.5GWh ),パナソニック(44.2 GWh)、EVE (億緯鋰能、31.3 GWh、)、サムスンSDI(28.9 GWh)、SVOLエナジー(蜂巣能源, 28.5 GWh))の順となっている。

 現在、車載電池のカソード材料は、LFP(リン酸鉄リチウム)と三元系(ニッケル、コバルト、マンガン)が主流だが、SNEリサーチによると、24年からLFPが逆転してシェア52%を占めるようになった。高価なニッケル、コバルトを使用しない代わりにLFPを採用した。このためSNEリサーチは、コストや安全性の優位、さらにCATL やBYDが大量に供給できる体制を築いたためと、分析している。