2026.03.03 マクセル、高周波帯域対応のEMC対策部材サンプルを4月から出荷開始 電子機器のケーブルやIC、基板、コネクター周辺のノイズを抑制
磁気ノイズ抑制フィルム「Mタイプ」(シート状仕様㊧とテープ状仕様㊨)
マクセルは、高周波帯域用EMC対策部材として開発を進めてきた磁気ノイズ抑制フィルム「Mタイプ(マグネティックタイプ)」の機能性評価向けサンプルを4月から出荷開始する。
近年、電子機器や接続ケーブルから発するノイズが機器の正常動作や無線通信に影響を与える事例が増えている。特にMHz帯からGHz帯への利用周波数が拡大する中で、高周波ノイズ対策の重要性は一層高まっている。同社は磁気テープで培った磁性体開発技術、微粒子分散技術、高精度コーテイング技術、積層プロセス技術などを活かし、次世代のEMC対策部材の開発を進めてきた。
今回開発したMタイプは、磁性粉末分散技術とウェットコーティング技術を生かした、数百MHz~数十GHzの高周波帯域に対応した磁気ノイズ抑制薄膜フィルム。パソコンやスマートフォンなどの電子機器や医療機器、通信機器、車載用電子システムなどに使用されるケーブル、IC、回路基板、コネクターなどのノイズ発生源周辺で生じるノイズの抑制に貢献する。
出荷を開始するサンプルは、機能性評価用途向けに、周波数帯域や形状(シート状/テープ状)、幅・長さなどカスタマイズに対応する。Mタイプは磁気ノイズ抑制と薄膜・軽量化を両立しており、折り曲げ時のクラックや粉落ちを低減した塗膜設計、コーティング加工技術により、厚さ約60μmの薄さで直径1mmの曲げにも耐える屈曲性を有している。金属膜との複合化により、電界シート性能をさらに向上させることも可能。









