2026.06.17 CYBERDYNE、100億円CVC設立 ペガサスが運営、世界の新興企業に投資 フィジカルAIの共創加速
筑波大学発のロボット・ヘルスケア企業、CYBERDYNE(サイバーダイン)と米シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタルのペガサス・テック・ベンチャーズは、総額100億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドをこのほど設立した。ロボティクスやフィジカルAI(人工知能)、ヘルスケア、オートメーション、インテリジェントシステムなどの先進技術領域を中心に、世界の有望なスタートアップに投資する。CYBERDYNEが進める「HCPS融合サイバニクスwithフィジカルAI」の事業加速に向け、技術開発と事業共創を推進する。
新ファンドは、ペガサスがゼネラルパートナー(GP)を務め、CYBERDYNEがリミテッドパートナー(LP)として参画する。世界のスタートアップとの連携を通じ、CYBERDYNEの事業戦略を強化し、新たな事業機会の創出とグローバル市場での事業拡大につなげる。
生成AIの進展に伴い、AIが現実世界のロボットや機械システムを制御するフィジカルAIへの関心が高まっている。高齢化や労働力不足などの社会課題を背景に、人とAI、ロボットが協調する社会基盤の構築も求められている。
CYBERDYNEは、人を中心にバイオ・医療系とAIロボット・情報系を融合する「HCPS融合サイバニクスwithフィジカルAI」をコア技術に据える。代表製品の装着型サイボーグ「HAL」は、人の身体機能を改善、補助、拡張、再生する製品として、医療・ヘルスケア分野を中心に国内外で活用されている。
同社の山海嘉之社長兼最高経営責任者(CEO)は「本ファンドを通じ世界中の革新的な技術やスタートアップ、関連業界との連携を強化し、社会課題の解決と産業の発展に貢献していく」とコメントした。ペガサスのグローバルネットワークを活用し、技術開発、事業共創、グローバル展開を加速する考えだ。
ペガサス・テック・ベンチャーズのアニス・ウッザマン創業者兼CEOは、ロボティクスやフィジカルAIが社会課題解決で重要な役割を担うとの見方を示した。新ファンドを通じ、CYBERDYNEと世界の起業家、革新的技術を結び付け、新産業の創出と社会実装を支援する。








