2026.07.27 【半導体総合/エレクトロニクス商社特集】岡本無線電機・岡本崇義社長 4事業体制が浸透 企画・開発の商談増、受注も堅調
岡本無線電機は、電子部品、企画・開発、EMSコーディネート、設備の四つ事業セグメントに注力し、4月で1年が経過した。特に企画・開発は、ソフトウエアの設計・開発を担うASICデザインセンターを中心に高い品質と技術力を武器に提案し、商談数が増えるなど数字に現れているという。4月以降の状況も順調に推移しており、この勢いを今後も継続したい方針だ。
同社は昨年4月に「2030年のあるべき姿」を策定し、その目標として「エレクトロニクスで未来を拓く企画・開発パートナーとして市場に確固たる地位を築く」というビジョンを掲げた。この目標達成のため、同社で初めて事業セグメント別の取り組みを推進。1年が経過し、体制が浸透し始めている。
企画・開発は今期に入り、商談件数が増加。情報共有体制や提案ツールの活用などこれまで準備した取り組みに対し成果が出始めている。EMSコーディネートは、これまでつながりのある顧客を中心に電子機器の受託生産をサポートできる体制を紹介。岡本崇義社長は「EMSコーディネートは継続して紹介してきたがその取り組みが顧客に浸透しつつある」という。
この状況下、4~6月の全社の実績は前年を上回る形で推移している。産業機械向けを中心に、全体的に受注が好調だ。半導体関連は、AI(人工知能)、データセンター向けの需要がけん引している。7月に入っても同様の動きが続いており堅調という。
この春から環境負荷低減の取り組みの一環として、関西エリアの6拠点で再エネ由来の電力の導入を開始した。導入により、二酸化炭素( CO₂)排出量を2013年度比で50%削減。30年度の目標を前倒しで達成できた。今後はこの事例を面で展開し、ほかの拠点での再エネ由来電力の導入を検討する。
同社で成長4分野と位置付けるAutomotive、Environment、Medical、RobotはAI関連で需要が生まれている。FA関連向けでも製造装置メーカーと連携し、メーカーへ支援につなげている。岡本社長は「今年度は前年よりプラスでスタートした。商談件数も多く、今後に華が開く体制も整った。企画・開発にこだわり、顧客に寄り添いながら商売に結び付けるように事業を進めたい」と抱負を語った。









