2026.09.03 i-PRO、マルチセンサーAIカメラ刷新 4眼・2眼の3機種を11月発売 1台で広範囲、施工負担を軽減

 i-PROは3日、複数のカメラユニットで広範囲を撮影するマルチセンサーAI(人工知能)カメラを全面刷新し、4眼タイプ2機種と2眼タイプ1機種を11月に発売すると発表した。複数台のカメラが必要だった場所を1台で撮影できる。電動バリフォーカル(可変焦点)レンズや高度なサイバーセキュリティー機能も標準搭載した。価格はオープン。

 発売するのは、4眼タイプの「WV-S85704A-V2L」と「WV-S85404A-V2L」、2眼タイプの「WV-S85702A-V2L」。4眼タイプは8MPと4MP、2眼タイプは8MPのカメラユニットを搭載する。いずれも屋外向けで、防水・防じん性能はIP66、IP67、耐衝撃性能はIK10に対応する。

 各カメラユニットの向きや画角を個別に調整でき、4眼タイプは360度、2眼タイプは180度の広範囲を死角を抑えて撮影する。複数ユニットの映像を1つの電源とLANケーブルで伝送するため、配線や施工の負担を軽減し、設置コストの削減と省スペース化につなげる。

 電動バリフォーカルレンズを採用し、8MPモデルは2.6倍、4MPモデルは2.5倍の光学ズームに対応する。設置後もユニットごとに方向やズーム倍率を変更でき、画角を容易に調整できる。赤外線照明も搭載し、最大20m先まで照射する。照明がない0luxの暗闇でも鮮明な映像を撮影する。

 全機種で最大四つのAIアプリケーションを同時に利用できる。動体検知や顔検知、人物・車両の属性識別、混雑検知、状態変化検知などから用途に応じて選択する。AI動体検知アプリケーションの90日間試用版をプリインストールし、AI音識別アプリケーションも標準装備する。

 セキュリティー面では、米国連邦情報処理標準規格「FIPS 140-3 Level3」の認証を取得したセキュアエレメントを採用した。第三者機関発行の電子証明書付きファームウエアやセキュアブートも標準搭載し、不正アクセスや映像データの改ざん、なりすましを防ぐ。

 4眼タイプは駐車場や道路、公園、ショッピングモール、地下街などの全方位監視を想定する。2眼タイプは駐車場の入出場と駐車スペース、長い通路の両方向、工場の生産ラインと従業員など、異なる方向を同時に監視する用途を見込む。