2026.09.25 ハリマ化成グループ、植物由来添加剤で舗装 ゆめタウン徳島の駐車場を補修 CO₂排出量の削減見込む
ハリロードを配合した再生アスファルト混合物
ハリマ化成グループは、徳島県藍住町の大型ショッピングセンター「ゆめタウン徳島」で、アスファルト再生用添加剤「ハリロード」を使った駐車場の補修工事を実施した。従来の石油系添加剤に代えて、松由来の原料を使ったハリロードを採用。アスファルト舗装のライフサイクルを通じた二酸化炭素(CO₂)排出量の削減を見込む。
日本では、アスファルト混合物の出荷量の約70~80%を再生アスファルト混合物が占め、道路舗装分野の資源循環を支えている。一方、再生用添加剤には石油由来の原料を使った製品が広く用いられている。また、再生を繰り返したアスファルトは硬化が進みやすく、舗装性能の維持が課題となっていた。
ハリロードは、土木研究所、日本大学との共同研究で開発したバイオマス系のアスファルト再生用添加剤。再生性能と環境性能の両立を目指し、バイオマス比率は98%以上に達する。松由来のロジンをはじめとする植物由来原料を活用し、環境負荷の低減と脱炭素化に貢献する。従来の石油系添加剤と同等以上の再生性能も備え、環境への配慮と性能向上を両立した。
今回の施工に先立ち、2025年には同社の東京工場構内で試験施工を行い、耐久性を実証した。ホイールトラッキング試験では基準値の3倍に達し、日本道路協会が定めるその他の要求性能も満たした。従来の石油系製品に比べて施工時の臭気が少なく、作業性も良好だった。施工から1年の段階でも、既存品と同等以上の状態を維持。ひび割れやわだち掘れは見られず、良好な状態が続いている。










