2020.07.14 最新の信号処理技術搭載プリメインアンプパナソニック「テクニクス」が開発中

開発中のプリメインアンプのイメージ

 パナソニックは、テクニクスブランドのフラグシップシリーズ「Reference(リファレンス)」から、最新の信号処理技術を搭載したプリメインアンプを開発中であることを発表した。今秋の発売を予定する。

 新しい統合型アンプは、LAPCやJENO-Engineなど、テクニクスが確立したデジタルアンプテクノロジーを備えているだけでなく、スピーカカウンタによるパワーステージのゆがみを排除するために、新開発のADCT(アクティブディストーションキャンセリングテクノロジー)も組み込んでいる。起電力と電源電圧が低下する。

 新開発の高速・低ノイズのスイッチング電源は、このアンプの負荷安定性を飛躍的に高め、音質向上に貢献している。パワーデバイスは、高速で低抵抗のGaN(窒化ガリウム)を採用しており、スイッチング速度が非常に短いため、非常に動的な音像を生み出し、時間を正確に保つことができる。

 フォノ入力の場合、新しいアンプはデジタル技術を使用して正確なEQカーブを実現する。その精度が新しい標準を定義している。付属の校正レコードにより、「クロストークキャンセラー」と「レスポンスオプティマイザー」(どちらも世界初)を使用して、カートリッジのクロストークと周波数応答を測定および補正し、最高のビニールレコードパフォーマンスを実現できる。