2020.07.15 【照明特集】東芝ライテック「ビューレッド」シリーズ

カメラとLED照明を融合した「ビューレッド」シリーズの高天井タイプ

 東芝ライテックは、カメラとLED照明を融合した「ビューレッド」シリーズに、高天井用LED照明を追加した。工場や倉庫などでの導入を目指す。

 高天井用ビューレッドは、照明器具にカメラを内蔵することで、天井から明るく鮮明な画像を記録し、現場の状況を「見える化」する。映像を記録することで、業務の効率化や安全管理のサポートにつながる。新型コロナウイルス感染症対策として、人の動きや密集度を把握することにも利用できる。

 ネットワーク通信に対応、PCやタブレット、スマートフォンから映像を確認できる。さらにPC上からの録画のオン/オフや映像のダウンロード設定など、遠隔から複数台のカメラ監視や操作、設定が可能となり、管理の省力化に貢献。IDとパスワードによるアクセス制限に加え、アクセスレベルの設定が可能で、ユーザーの役割に応じて操作範囲を制限できる。

 天井から約200万画素のフルハイビジョンカメラで映像を記録。動体検知機能とデイナイトモード機能で、施設管理の向上に貢献する。

 動体検知機能は、あらかじめ指定した範囲で動体を検知すると、録画やアラート通知が可能だ。危険区域への侵入検知などに利用できる。

 デイナイトモード機能は、明るさを自動で検知し、明るい時はカラー撮影、暗い時は近赤外線を利用した白黒画像で録画する。最低被写体照度0ルクスという暗闇でも映像を記録できるのが特徴だ。

 セキュリティ対策など、様々な用途で映像記録のニーズが高まっている。半面、カメラシステムの導入は設置条件やコストなどの課題がある。

 昨年6月にLEDベース照明タイプのビューレッドを発売し、提案を進めてきた。高天井用は、同社が強みを持つ工場、倉庫などでセキュリティをはじめとする映像記録ニーズに対応する製品として、照明の立地を生かして拡販していく。