2020.07.22 ブックシェルフスピーカ投入ヤマハ、旗艦モデルの技術継承
2ウエイブックシェルフスピーカ「NS-3000」
ヤマハは、100%ZYLON(ザイロン)を使用した振動板や「R.S.チャンバー」など、同社フラグシップスピーカ「NS-5000」の技術と設計思想を継承した2ウエイブックシェルフスピーカ「NS-3000」と、専用スピーカスタンド「SPS-3000」を、それぞれ8月28日から全国で発売する。
税別価格は「NS-3000」(2台1組)が90万円、「SPS-3000」(1台)が10万円。
「NS-3000」は、振動板の素材として理想的な強度と弾性率を有する化学繊維ZYLONを両スピーカユニットに採用。同一素材による音色の統一に加え、ハイスピードかつ高情報量再生を可能にしたZYLON振動板の特性と、NS-5000で得た知識、経験を生かすことにより、小型ブックシェルフならではの魅力である空間再現力をさらに高いレベルまで引き上げた。
キャビネットの設計には、楽器の研究・開発などに用いられるレーザー振動計と、高度なFEM(Finite Element Method)解析を駆使した、最先端のスピーカ設計技術を導入している。
ツイータユニットの背面には、振動板の背後で発生する不要な管共鳴を抑制するヤマハの特許技術「R.S.チャンバー」を装着している。
自然な音のつながりを追求したネットワーク回路には、信号伝送のロスを可能な限り排除する高級品を厳選した。
本体カラーは、インテリア空間に美しく溶け込み、S/N感の向上に寄与する黒鏡面ピアノフィニッシュを採用した。
同時発売する「SPS-3000」は、NS-3000のために専用設計したスピーカスタンド。
ベース部分は、4.5ミリメートル厚の鉄板に18ミリメートル厚のMDF2枚を張り合わせた3層構造とした上、衝撃吸収力に優れ、傷が付きにくいポリウレアコーティングを施している。