2020.07.24 日本クラウンの成世昌平新曲「百日紅」でバラードに挑戦
日本クラウンの成世昌平の新曲「百日紅(さるすべり)」は、こぶしを使わないラブバラード。民謡で鍛えた高音も控えめな新境地だ。
今作はCW「乙だね」とともに作詩・もず唱平、作曲・聖川湧、編曲・馬飼野俊一が手がけた。年上の女性との切ない別れをPOPS寄りのアレンジで描き出し、どこか懐かしい雰囲気も漂う。
デビュー35周年を迎える記念作で、代表作「はぐれコキリコ」や「鶴の舞橋」といった演歌ではなくバラードに挑戦したことには、「普通69才に冒険はさせないと思う。新しいことができるというのは、まだ期待されているのかも」と話す。
昨年12月に日本民謡協会名人位を受賞。35周年も合わせて入っていた予定は今のところ延期続きだが、PVは樹齢150年の百日紅の前で収録した。
この木は兵庫県朝来市の神子畑選鉱場跡にあり、夏には色鮮やかな花が美しいそう。「とてもいいところだったので、旅行ができるようになればぜひもう一度行きたい」と話していた。