2020.07.28 低炭素社会実現へ藻類培養技術開発で協業エネオス、バイオベンチャーに資本参画

マレーシアのサラワク生物多様性センター内にある藻類培養設備。ちとせグループが設計・監修した

 石油元売り最大手のENEOSホールディングス(エネオス)は低炭素社会の実現に向けて、バイオベンチャーの「CHITOSE BIO EVOLUTION」(ちとせグループ、シンガポール)と協業に乗りだした。光合成で二酸化炭素(CO₂)を固定化できる藻類の培養技術を持つ企業と連携することで、課題である大規模な培養を商用化し、それを活用した製品開発を目指す。

 藻類は、光合成で増える水中の小さな生物。CO₂を主原料にした光合成により、窒...  (つづく)