2020.07.31 【中・四国版】家電販社の取り組み日立グローバルライフソリューションズ西日本支社

コロナ禍でも工夫凝らし善戦

 支社に着任したばかりで新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けることとなった。4月初旬に政府から「緊急事態宣言」が発令され、可能な限りでの営業活動に取り組んだ。

 西日本支社の総ルート実績としては、4月は若干苦戦傾向だったが、5-6月にかけて好調に推移し、4-6月の実績では前年を上回る形となった。

 その中で地域店ルートの4-6月の実績としては前年並みで推移した。

 4月は新型コロナ禍のため、計画していた個展・フェアが中止となったが、5月下旬の緊急事態宣言解除後からは可能な限りのイベントに各エリアの販売店で取り組んでいただき、5-6月の挽回につながった。

 商品別には、洗濯機、冷蔵庫などの大型商品、テレビのほかにも掃除機、調理家電といった小型家電も好調だった。

 毎年上期の取り組みとして5-6月に強く推進してきた合展に関しては、コロナ禍での感染リスクを踏まえて全会場で中止の決断となった。

 それに代わる個展などを推進し、そのほかにも感染リスクに配慮した上で巡回活動を実施した。

 特に5月末から6月中旬にかけての個展は、各店でマスク着用やアルコール消毒など、コロナ感染予防を徹底して開催。予定数を上回る来店状況の販売店も出るなど盛り上がった。

 チラシなども、在宅時間が長くなる点を考慮し、省エネタイプのエアコンや冷蔵庫、大型テレビでの視聴を提案するものを作成して訴求した。併せて、コロナ感染リスクを回避するための自店取り組みを紹介する手紙なども招待状に同封するなど工夫を凝らした。

 イベントでは、主な商品としては冷蔵庫・洗濯機・テレビが前年を上回った。中でも冷蔵庫に関しては4-6月で西日本支社としてのキャンペーンを実施し、目標を大きくクリアした。

 そのほか、梅雨明けのタイミングでエアコンのさらなる実販推進を図る。

 7月には個展を実施している。本来全国ベースでの一斉個展になるが、今夏に関してはエリアごとの対応で取り組む。

 参加店数は約100店で、夏商戦本番のイベントとしてエアコン・冷蔵庫などの主力商品や大型テレビへのインチアップ買い替えなどの提案を推し進めていく。

 7月3週目までの実績は、ほぼ計画通りに進捗している状況。

 9月には、西日本支社として、例年7月に実施している一斉個展を後ろ倒しで計画する。昨年並みの約150店の参加を予定しており、20年上期の最終刈り取りを狙って取り組みを行う。