2020.08.06 スピーカユニットなど投入フォステクスが2層抄紙コーン採用

専用バックロードホーン型スピーカボックスとスピーカユニット

 フォスター電機のフォステクスカンパニーは、限定発売で好評を得たSolシリーズの開発理念を継承するスピーカユニット「FE108NS」「FE208NS」の2機種と、専用バックロードホーン型スピーカボックスの「BK108NS」「BK208NS」の2機種を発売する。さらに、ホーンスーパーツイータ「T96A」をレギュラー品として発売を決定した。

 FE108NS、FE208NSは、Solシリーズの開発理念と独自技術を継承し、新たに開発されたフルレンジ・スピーカユニット。質と量のバランスの取れた低域とクオリティの高い中高域の音質は、2層抄紙コーンと低ゆがみフェライト外磁型磁気回路に支えられ、繊細で表現力豊かな音楽の再生を実現する。

 T96Aは、T96A-REをベースに開発した高性能ホーンスーパーツイータ。可聴帯域外まで良く伸びた高域特性と優れたトランジェントを保有しており、繊細で浸透力のある音質が持ち味。高能率フルレンジを使用したバックロードホーンシステムをはじめ、既存のスピーカシステムなどに付加することで、高域特性の伸長と再生帯域全体の音質向上を図れる。

 BK108NS、BK208NSは、ターミナル、内部配線、音質調整の吸音材などを組み込んだバックロードホーン型スピーカボックス。標準装備の内部配線をスピーカ・ユニットに接続し、付属のねじで取り付けるだけで、優れた音質と豊かな低音、ダイナミックレンジの広い音楽再生を楽しめる。

 価格と発売時期は、スピーカユニット「FE108NS」が1万6500円(税別・1台)/8月下旬、「FE208NS」が3万900円(同)、スピーカボックス「BK108NS」が17万円(同)=受注生産で8月下旬から受注開始、納期は1・5カ月、「BK208NS」が24万円(同)=同、ホーンスーパーツイータ「T96A」が2万1千円(税別・1台)/9月上旬。