2021.02.19 テラヘルツ帯のフェーズドアレイ無線機 東京工大の岡田教授らCMOS ICで実現

THzフェーズドアレイ無線機のチップ

 東京工業大学工学院の岡田健一教授らとNTTの研究グループは、200ギガヘルツ以上の周波数帯で動作するCMOS ICによるフェーズドアレイ(Phased Array)無線機を世界で初めて実現、通信に成功した。

 研究成果は13-22日にオンライン開催されているIEEE(米国電気電子学会)主催のISSCC2021(国際固体素子回路会議)で発表された。

 フェーズドアレイは複数のアンテナへ位相差を付けた信号を給電...  (つづく)