2021.12.21 CNへ「フロントランナー」も エネ基改定議論に携わった橘川武郎国際大副学長が出光興産イベントで講演

橘川氏は講演で、バイオマスなどの活用も重視した

 政府が10月に閣議決定した第6次エネルギー基本計画(エネ基)の改定作業に加わった国際大学の橘川武郎副学長が10日、「カーボンニュートラルと石炭事業」と題して講演した。エネ基が提示した2030年度電源構成の問題点に言及する一方、カーボンニュートラル(CN)に向けた「移行期戦略が重要だ」と指摘。日本が示す戦略が「50年のゴールに向けて、フロントランナーになれる」可能性があるとの見解を示した。

 石油元売り大手の出光興産が、取引先な...  (つづく)