2022.01.03 【年頭所感】SEMIジャパン・浜島雅彦代表

浜島 代表

2022年半導体製造装置の世界販売額見込み過去最高1140億ドル

 一昨年から世界を揺るがせている新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)は、オミクロン株など新種の変異株の拡大懸念もあり、収束に向けた世界中の国々の一層の協力が求められております。2022年こそ、日本を含め全世界が希望に包まれる年となることを強く願っています。

 昨年は、半導体を取り巻く環境が大きく変わった一年となりました。

 半導体製品の供給不足が広範な産業に影響を及ぼしており、これまで以上に半導体やその製造基盤確保へ注目が集まることになりました。半導体業界に対する一般の皆さまからの関心自体が高まっていることを感じています。私どもSEMIは、グローバルなフリートレードを基軸に、各リージョンとの連携を重要視しながら、今後も活動を進めてまいります。

 昨年の「SEMICON Japan 2021 Hybrid」は、こうした状況下だからこそ、じっくりと情報交換ができるリアル展示会を開催するべきという信念のもと、皆さまのご協力のもとに遂行いたしました。おかげさまで、452社・団体が出展し、延べ2万6000人を超える参加者にご来場いただきました。皆さまのご支援、厚く御礼申し上げます。

 特に開会式・オープニングキーノートには、岸田文雄内閣総理大臣よりビデオ・メッセージを賜り、半導体産業界への熱いお言葉をいただきました。岸田総理のビデオ・メッセージは官邸公式サイトに掲載されたほか、SEMIのホームページにも掲載しておりますので、ぜひ、ご視聴をいただけますと幸いです。

 22年の半導体製造装置(新品)の世界販売額は、過去最高であった21年の1030億ドルをさらに上回り、1140億ドルに達する見込みです。

 この商機に皆さまのお役に立てるべく情報提供に加えて、Connectを実践してまいる所存です。