【年末LED照明特集】東芝ライテック　ベース照明ビューレッド　照明とカメラ融合

2019.12.05 【年末LED照明特集】東芝ライテック　ベース照明ビューレッド　照明とカメラ融合

LED照明と映像録画カメラを融合させたLEDベース照明「ViewLED」

　東芝ライテックは、LED照明と映像録画カメラを融合させたLEDベース照明「ViewLED（ビューレッド）」を提案していく。19年度「グッドデザイン賞」を受賞し、洗練されたデザインの評価も高い。

　ビューレッドは、天井設置という照明器具の利点を生かした製品。施設用ベース照明は天井に複数、等間隔に設置されているケースが多く、室内全体を見わたす位置として理想的。ビューレッドを使うことで、天井から俯瞰した映像を記録することが可能だ。

　天井に設置されたカメラの映像は、器具本体のマイクロSDカードに一時保存。必要に応じてデータを別の記録媒体に移して確認することもできる。64ギガバイトの場合、1日8時間点灯で約12日間分を自動で録画できる。

　カメラと照明器具が一体となっているため、カメラを設置するための専用録画機器やレコーダ、専用配線、電源工事などが不要。施工性が高い上、「専用配線ができない」といった理由で断念していた場所にも設置することができる。

　設置後は、カメラの録画映像をWi-Fi接続でスマートフォンなどから簡単に確認できる。設置の際には、映像範囲や録画イメージを手元で確認することも可能だ。

　光源ユニットは、省エネ性能が高いLEDベース照明「TENQOO（テンクウ）シリーズ」を使える。シーンや空間に合わせて明るさタイプや省エネタイプ、高演色タイプ、ランプ光色など全95種類の多彩なラインアップから選べる。

　主力となるテンクウシリーズもラインアップを強化。信号線工事やコントローラ設置が不要な無線調光シリーズ「SceneLED（シーンレッド）」に直付け型（反射笠・下面開放）と埋め込み型を製品化。ハンディリモコンでグループ制御やシーン制御などの設定が可能である上、無線のため電源線の工事だけで済む利点を生かし拡販していく。

　照明制御の国際的な通信規格「DALI」対応の制御コントローラもラインアップ。シグニファイ製品も販売を拡大させていく考えで、自社製品以外も含めて幅広い照明製品をそろえていく方針だ。