2022.01.17 ヤマダが調理器具を下取り群馬県内3店舗で実証開始
調理器具再資源化の流れ
ヤマダホールディングス(HD)は、フライパンと鍋、ケトル(やかん)を対象に、対象商品を買い替え時に下取るキャンペーンを15日から開始した。グループ内で完結する金属再資源化の実証実験と位置づけ、群馬県内3店舗で実施している。
対象となる調理器具をヤマダの店舗に持ち込むと、購入した商品の数だけ対象品を引き取る。下取りによりお客には、商品購入時に付与されるポイントに加え、商品価格の1%が別途ポイント加算される。
金属の再資源化を行うヤマダグループの東金属(群馬県太田市)からも比較的近い、LABI1ライフセレクト高崎(高崎市栄町)、家電住まいる館YAMADAみどり店(みどり市)、インテリアリフォームYAMADA前橋店(前橋市)の3店舗で実施している。実証期間は未定だが、検証結果次第で全国展開する可能性もある。
ヤマダHD広報は「チラシに入れてPRもしている。取り組み自体の評判はいい」と話した。
家電の下取りは多いが、調理器具の下取りにまで乗り出すのは、家電量販店でも珍しい。廃家電リサイクルを担うグループ会社を持つヤマダならではの取り組みと言えそうだ。
ヤマダは、ESG(環境・社会・企業統治)経営を重視し、環境への取り組みを加速している。昨年7月には独自基準の環境マーク「YAMADA GREEN」を作成。12月には、セイコーエプソンのプリンターを第1号製品として認定するなど、グリーン関連でさまざまな施策を打っている。