2022.01.28 【今後の取り組み】四国総合通信局 磯寿生局長
磯 局長
四国の成長、デジタル化で貢献
四国総合通信局は、次の三つの施策に重点的に取り組み、デジタル化による四国の成長に貢献していく。
第1に「デジタル田園都市国家構想」の実現へ、情報通信基盤整備と5G利活用・スマートシティーなどデジタル実装を推進する。
四国においては、デジタル化の基盤となる光ファイバーや5Gなどの整備とその活用促進が急がれる。当局は、地域の実情に応じたデジタル実装に向け、他省庁との連携を強化しつつ、自治体や地域関係者の課題に寄り添い支援を行う。さらに、テレワークの普及推進、高齢者などのデジタル活用支援などを通じて、「誰一人取り残さない」デジタル化を推進する。
「サイバーセキュリティシンポジウム道後」の開催や、管内の自治体や企業などからなるコミュニティーの形成を通じて、サイバーセキュリティー対策のための情報共有・人材育成に努める。
第2に、研究開発支援の推進。当局では「Beyond 5G研究開発促進事業」など競争的資金を管内の研究者に活用いただくため、関係機関と連携した研究開発支援事業の合同説明会や個別相談など研究開発の伴走支援を行う。
年間を通して、研究者と自治体・企業などとのマッチング促進のためのセミナーや、研究者間の情報共有・交流促進のための会合などを開催するほか、スタートアップ企業の研究開発支援に取り組む。
第3に、通信・放送インフラの防災・減災の推進。南海トラフ地震などに備え、災害対応の即応性の強化を図るため、通信事業者などとの発災時の対応や体制の強化に加え、放送事業者間の連絡会の設置など体制構築を通じて、平時から防災関係機関や通信・放送事業者との連携強化に努める。さらに、臨時災害放送局の開設支援や防災行政無線の整備、放送サービスの耐災害性強化などにも引き続き取り組む。(松山)