2022.02.25 北陸青年部サミット 周りに人材残す経営者にIT導入事例も紹介
第4回北陸青年部サミット
石川県電器商業組合、富山県電機商業組合、福井県電器商業組合の北陸3県電商組の青年部会(上馬宏司部会長)は17日、「第4回北陸青年部サミット」を、新型コロナウイルス感染防止対策によりオンラインで開催した。
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同サミットに先立ち、石川県商組の本保裕胤理事長が部員らへ激励のあいさつを述べた。北陸3県商組の各青年部から21年度活動報告、22年度活動計画が発表された。
サミットでは、石川県能美市のパナソニックショップ、アンド・はとやの杉森達也社長がプレゼンテーションを行った。杉森社長は「これからますます〇〇屋、という専門業種の店がなくなっていく。わたしは電器屋の店主、ではなく、家族や社員らにいい人材を残せる経営者としての役割を果たしていきたい」との思いを披露。
また、現場で活躍する女性スタッフの正社員採用のほか、ホワイトボードをなくしグーグルカレンダーを取り入れたスケジュール管理、社員へのiPhone貸与、営業時のiPad活用といったIT導入事例を紹介した。
続いて「八巻ゼミ」として地域店へのゼミや講演を行っているブレインズ(千葉県柏市)の八巻潔氏が「5年後の家電業界」と題して講演した。
商組組合員数の減少や国内大手家電メーカー再編、家電量販店の低迷、インテリア大手「ニトリ」の家電業界本格参入など、独自の予測を展開した上で「今後地域電器店は、組織内外のIT化を早急に進めるべきだ」との見解を示した。
女性の活躍など披露
休憩後開催された全国電商連青年部のオンライン研修では、でんかハウスオダ(福井市)の小田夏津記氏、フジイデンキ(兵庫県明石市)の藤井安津子氏、サンエコライフ(熊本県合志市)の石原健一郎氏がそれぞれ講演。地域店における女性の活躍やIoT家電によるビジネスモデルなどを紹介した。(金沢)