2022.03.09 【防災・備災特集】ホタルクスホタルクス エイド、停電自動判別し自動点灯

「HotaluX AID」

 ホタルクスは、停電時に自動で非常点灯する防災用LED照明を住宅用、非住宅用それぞれで訴求している。

 住宅用では、防災用LEDシーリング「HotaluX AID(ホタルクス エイド)」を昨年12月に発売した。

 同じ室内のコンセントに設置した停電検知送信機が電圧状況を監視することで、停電を自動で判別。停電検知の信号を送信機が発信し、シーリング内に備えられている受信機がそれを検知すると自動で点灯する。

 シーリングにはリチウムイオン電池を内蔵しており、300ルーメンの明るさで10時間の点灯が可能。バッテリーの寿命は10年と、照明器具の交換目安8~10年に合わせた設計だ。

 リモコン操作で明るさを3段階に調整でき、点灯優先の150ルーメン(20時間)、標準の300ルーメン(10時間)、明るさ優先の500ルーメン(6時間)から必要な明るさを選べる。明るさを150ルーメンに抑えて夜間7時間のみ点灯させれば、約3日間使用できる計算となり、必要に応じてオン/オフも可能。

 非住宅向けには、LEDベース照明「防災用Nuシリーズ」を展開する。建築基準法で定められた非常灯の点灯時間30分を、災害時における長時間の停電を想定して最大10時間点灯できるようにしている。停電検知送信機がコンセントの電圧を監視して停電を検知する仕組みはエイドと同じだ。

 ペアリング設定によって、停電から10時間はAパターンに配列した防災用Nuを点灯させ、Aパターンが点灯しなくなったらBパターンに配列した防災用Nuを点灯する、といった運用も行える。

 ペアリング数に応じて停電検知送信機が必要となるが、これにより最長20時間のあかりを確保することができる。