2022.05.05 Dolby Atmos対応高音質サウンドバーデノン

デュアルサブウーハー内蔵Dolby Atmosサウンドバー「DHT-S217」

 デノンは、デュアルサブウーハー内蔵Dolby Atmosサウンドバー「DHT-S217」を5月中旬に発売する。

 DHT-S217は、「DHT-S216」をベースにしながら、Dolby Atmos、そしてロスレスオーディオフォーマットの「Dolby TrueHD」、リニアPCM(最大7.1ch)に対応し、ワンランク上のパフォーマンスを獲得した。これにより、Dolby Atmosや、4K Ultra HDブルーレイの高音質なサラウンド音声を存分に楽しめる。

 また、DHT-S217は、上位モデル「DHT-S517」と並行して開発が進められ、特にデジタルオーディオ信号のデコードや、バーチャルサラウンド処理などを実行するSoC(システム・オン・チップ)など、デジタルオーディオ回路については、DHT-S517と同じプラットフォームを共有している。

 このSoCは、ハイエンドAVアンプに用いることができるほどの優れた処理能力を備えており、Dolby Atmos、Dolby TrueHDなどのサラウンド音声信号を極めて高い精度で処理し、臨場感豊かなサラウンドサウンドを再生できる。

 DHT-S217では、DHT-S216で高く評価された接続の簡単さと誰にでも使いやすい操作性はそのままに、クラスを超えた音質にさらに磨きがかけられた。合計6基のドライバーを搭載しており、スピーカーとしての本質的な音の良さと、バーチャルサラウンド技術を駆使した立体的な空間再現能力を両立している。

 フロントL/Rには25ミリメートルツイーターと、90×45ミリメートル楕円(だえん)形ミッドレンジ・ドライバーを搭載。そして、映画も音楽も迫力たっぷりに再生するために本体底面に75ミリメートルのサブウーハーを2基搭載し、左右側面にバスレフポートを配置している。

 サブウーハーの音量はリモコンで簡単に調整できるので、コンテンツや視聴環境に合わせて柔軟な設定変更が可能。各ドライバーを支えるエンクロージャーは、FEM(有限要素法)による強度解析を用いて設計。不要な振動を抑制することで明瞭で透明感の高いサウンドを実現した。

 サウンドモードはコンテンツに合わせて選べる「Movieモード」と「Musicモード」、そしてデノンならではの特別なサウンドモード「Pureモード」を搭載した。

 価格はオープン、店頭予想価格(税込み)は2万9700円前後。