2022.06.07 アキュフェーズの魅力堪能ダイナミックオーディオでイベント、モノづくり・サービスの「誠意」披露も

登壇した山之内氏(中央)や司会の島氏(左)

アキュフェーズ製品の魅力を堪能したアキュフェーズ製品の魅力を堪能した

 全国で指折りのオーディオショップ、東京都千代田区の「ダイナミックオーディオ5555(フォーファイブ)」で5日、高級ブランドの代表格・アキュフェーズの魅力を紹介するイベントが開かれた。オーディオ評論家の山之内正氏が登壇。会社を探訪したもようの紹介や、試聴などを通じて、ブランドの魅力を堪能した。

 同店は各フロア(1~7階)が個性的な売り場づくりを展開する。イベント会場は4階の試聴室で、2部構成で実施。感染防止対策をとりつつ、各部10人限定で開催。4階を担当する島健悟氏が進行した。

 アキュフェーズの和田文昭副社長は、同社が50年前の6月1日「電波の日」に創業し、モノづくりに努力してきた歴史を回顧。「海外のこだわりの高級ブランドにひけをとらない製品を目指し、10人弱のメンバーが図面をひいていた」と、創業間もないころを紹介しつつ、図らずも沖縄返還の年だったことに触れると、来場者らはその歴史を実感している様子だった。

 また、山之内氏が会社訪問した際の様子が動画サイトに紹介されており、取材当時の様子を交えながらの解説も。「試聴室だけではなく生産現場もご覧になりますか」と誘われ、企業秘密になりそうなところまで詳細に案内してくれたことに驚いたという。

 製造過程では振動のテスト、つまみの取り付け、オシロスコープを使っての作業など、職人のこだわりの手作業がふんだんに盛り込まれている現場を体感したことを説明した。

 イベントの試聴では、さまざまな音源をもとに聴き比べ。フォノイコライザー、ヴォイシングイコライザー、新製品パワーアンプP-7500の実力を実感してもらった。

 島氏も「お客さまのご要望、ご支援もあって取り扱いを進め、ご愛顧をいただいている」と感謝を述べた。

 顧客に寄り添うことがモットーの同店にあって、アキュフェーズはセッティングなどさまざまな対応を親身に進めてくれると紹介。「特定のブランドの肩を持つのは難しいが」と笑いを誘いつつ、「検討中の方も、既に持っている方も、魅力やその発展性を感じていただけたのでは」と手応えを語った。