2022.08.31 48年ぶりにアンプなど一部値上げへアキュフェーズ
アキュフェーズは、原材料費高騰など世界的な物価高を受け、9月21日から一部製品の価格を見直す。値上げ幅は約4~12%。値上げは1974年3月以来48年ぶりで、企業努力だけではコストを吸収しきれなくなった。
アンプやCDプレーヤーなど一部製品が価格改定の対象。オーディオ・ケーブルは価格を全て据え置く。また、9月20日までに注文した分については従来価格で提供する。
同社は73年に発売した創業モデルのパワーアンプなど3機種を74年3月に値上げしたことがある。「厳しい状況がなかったわけではないが、自分たちの責任を果たす心構えで発売時の価格を堅守してきた」(アキュフェーズ)が、電子部品の大幅な価格上昇や供給不足などで価格の維持が困難になった。