住友化学は1日、完全子会社である韓国の東友ファインケムを通じ、米テキサス州に孫会社を設立し、半導体用プロセスケミカルの工場を建設すると発表した。米国市場での戦略的な拠点として、旺盛な需要を取り込み、半導体関連材料の成長を目指す。新工場の稼働開始は2024年度を予定する。投資額は約300億円を見込む。

　住友化学は、アリゾナ州の子会社で化合物半導体事業を展開している。今回の新工場建設で、米国半導体産業の集積地であるテキサス・アリゾナ両州に拠点を築き、米国での半導体ビジネス展開を一層加速させる。
（2日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します）