2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】グローリー データ活用サービスで新事業 飲食店の次世代店舗ソリューション提案

飲食店向けのセルフオーダーKIOSK「FGKシリーズ」

 グローリーは、データを活用したサービスなど新たな事業の拡大に取り組む。このほど発表した飲食店向けセルフオーダーKIOSK「FGKシリーズ」はこの取り組みを象徴する商材。飲食店の次世代店舗ソリューションを実現するシステムとして提案していく。

 同シリーズは飲食店のデータビジネスを推進するセルフオーダーシステム。2020年に子会社化したKIOSKメーカーのアクレレック社と共同開発した。日本仕様を10月31日に発売する。

 現金処理ユニット搭載機種と非搭載機種の2機種。筐体(きょうたい)は黒色で店舗のデザインを損なわない。奥行き30センチメートルと手狭な店舗でも設置できる。

 提供しているデータ活用サービス「BUYZO」と、Showcase Gigの次世代店舗創出プラットフォーム「オーダープラットフォーム」を連携。テイクアウトモバイルオーダーやイートイン時のテーブルオーダーなどの注文方法にも対応予定だ。客の属性、購入データ、滞在時間などのデータを自社DMP上に収集・分析・可視化でき、さまざまな施策連携や効果測定までの情報を一気通貫で提供する。

 GPSデータなどの情報から、各個人に対応した広告配信や広告の効果確認も行えるようになるという。