2022.10.07 東芝が水素生成電極で新技術 水電解時のイリジウム使用従来の1割に

大型スパッタ成膜から切り出した電極写真

 東芝は6日、再生可能エネルギーから水素をつくる電気分解において、希少なイリジウムを従来の1割に抑える電極の大型製造技術を確立したと発表した。事業者などのニーズをカバーできる最大5平方メートルの成膜化が可能。2023年度以降の製品化を目指す。

 カーボンニュートラルの取り組みが進む中、天候の影響などを受けて変動しやすい再生可能エネルギーについては、水素に変換して貯蔵・運搬するPower to Gas(P2G)が注目されている。<...  (つづく)