2022.10.18 男性スペックの運転席、女性も快適に チェア開発などフェムテックの動き

開発中のチェア(左)

 女性の健康をテクノロジーで支えるフェムテックに、様々な業種から取り組みが相次ぎ、展示会も盛んだ。

 「運転席のスペックが基本的に男性仕様で、座り心地が悪い」。そんな声に応えようとしているのが、アルプスアルパインとテイ・エス テック。協業の一環で、女性向けの自動車用チェア開発に取り組んでいる。いわば席を補正するものだ。

 両社は、アルプスアルパインが持つ車載HMI技術と、テイ・エス テックが持つシートを中心とした自動車内装品開発・製造技術を融合し、次世代車室内空間の開発に向けて協業中。その一環で、女性ドライバーを主なユーザーに想定し、自動車の移動時間を快適にすることをめざす。

 また保険業界からも、個人の健康関連の記録(パーソナルヘルスレコード、PHR)に着目し、さらに、ライフイベント全体を視野に、健康に資する情報をスマートフォンで提供したり、検査サービスを提供したりする取り組みだ。

(19日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)