2022.10.20 海外勢も日本市場に熱視線 3年ぶりリアル開催のCEATEC 大使公邸でネットワークも

視察するデンマーク大使(中央)

 千葉・幕張メッセで開催中の国際展示会「CEATEC」では、海外勢も積極的に展開している。入国制限の撤廃とも時期が重なり、「ギリギリまで迷ったが出展した」という企業も。各国大使らも講演や視察に汗をかき、大使公邸を使ってのネットワーク会などで後押しする。

 「まずもって、待望していたこうした交流の場が再び実現して、うれしい。日本発のイノベーションが多数あることを改めて実感した」。電波新聞社の取材にこう語ったのはデンマーク大使。実はデンマークは日本の量子コンピューター研究ともゆかりがあり、会場では、主催者のJEITA時田隆仁会長(富士通社長)と、関連の話に花を咲かせる場面もあった。

 ほかにも、初参加のアラブ首長国連邦(UAE)は環境などを訴求し、サイバーセキュリティ―関連が多数参加する台湾、ITの人材も豊富なインドなどが展開している。

 インテルやAWSなど名だたる企業もむろんだが、特徴のある企業、スタートアップも多彩だ。衛星インフラ協力でアップルと提携したと発表して話題の企業なども登場。日本市場に寄せる海外勢の関心の高さをうかがわせる。その取り組みを追った。

(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)