THKは、「セミコンジャパン2022」に出展し、非磁性素材をはじめ半導体製造装置に適した多様な直動案内部品を中心に、クリーン環境用アクチュエーター、高精度センサー内蔵のピック＆プレースロボット「PPR」、予兆検知を実現するIoT（モノのインターネット）サービス「OMNIedge」などの実機デモを実施する。

　非磁性素材は「高機能非磁性・超高耐食製品」を新たにラインアップを追加する。

　強磁場や腐食性薬剤の影響を伴う特殊環境下でも、通常環境に匹敵する直動・回転案内性能を発揮する。

　磁気をほとんど帯びない高水準の非磁性性能と軸受けに適した高硬度の特長を併せ持つ特殊合金（THK-NM1）で構成し、既存の直動・回転案内とほぼ同等の耐荷重性能に優れた非磁性製品が製作可能になる。

　製造業向けIoTサービスOMNIedgeは、LMガイド、ボールねじ、アクチュエーター、回転部品にセンサーを取り付け、収集したデータを独自のアルゴリズムによって数値化、解析することで状態の見える化、予兆検知を実現するシステム。通信の組み合わせで遠隔監視も可能になる。新たに工具監視AIソリューションの提供も開始する。

　ピック＆プレースロボットPPRは、電子部品を構成する微細なワークを吸着し、ベースへの移載や組み立てを素早く正確に行うためのロボット。