2022.12.15 刀剣の質感にスマホで迫る 凸版印刷がデジタル鑑賞システム開発

刀剣のデジタル鑑賞体験システム©TOPPAN INC. 「山鳥毛」(©Setouchi City)を鑑賞する様子

 通常では見ることが難しい刀剣の刃文(はもん)や地鉄の細部まで鮮明に確認できる―。凸版印刷は、そんな環境を実現できるデジタル鑑賞体験システムを開発したと発表した。高精細な画像で実物の10倍超まで拡大できるようにする仕組みで、文化財の魅力を伝える取り組みとして注目を集めそうだ。

 今回のデジタル鑑賞体験システムにより、大画面のディスプレーを使用し、国宝の刀剣を高精細な「デジタル刀剣」として原寸大で展示できるようにした。さらに3次...  (つづく)