フィルムや紙などシート状の製品の現場では、検査員が目視作業する工程があり、作業にかかる工数や工程そのものを削減する取り組みが続けられている。

　AI活用の検査もあるが、例えば、製品表面に虫が付着した状態「虫欠陥」や、結露がもとのような「水滴欠陥」は、つぶれ方などが多様で、AIで全てを網羅するのも難しい。

　そこで、オムロンは、発生パターンが多様な欠陥の分類にも効力を発揮するソリューションを開発した。「Dual Class AI」として提案している。

　労働人口の減少や熟練者の不足といった社会的課題は深刻さを増しているだけに、自動化ニーズに応え、歩留まりも改善させるソリューションとして注目されそうだ。紙面でその取り組みを紹介する。

（22日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）