次世代SMTソリューション提案

　FUJIは、FSF（FUJIスマートファクトリー）の新プラットフォームに位置付ける次世代実装機「NXTR（ネクストアール）」を製品化。「ネプコンジャパン」では同プラットフォームによる究極の省人化を目指す次世代SMTソリューションを通して、近未来のSMTフロアの姿を提案する。

　NXTRはNXTR SモデルとNXTR Aモデルがある。

　NXTR Sモデルは徹底したモジュール設計により、リアルタイムセンシング実装をはじめ、装着動作の最適化や装着後チェックなど、QCDを高い水準で維持する新機能を搭載している。工具なしでヘッドなどのユニット交換ができ、また、自己診断機能により予知保全が可能となり、生産計画に支障を与える突然の機械停止を防ぐ。新開発のセンシング技術により、実装状態をリアルタイムに監視し、電子部品と基板へのストレスコントロールを同時に行うことで、安定した高い実装品質を確保する。ヘッド種や使用部品による制約を受けることなく、常にプラスマイナス25マイクロメートルの高精度装着を実現し、装着時の押し込み量を制御することで適切な荷重で装着する。シングルコンベヤーは750×610ミリメートル、ダブルコンベヤーのデュアル搬送は370×280ミリメートルまで基板搬送が可能。

　NXTR Aモデルは高品質と生産性を維持する機能の強化に加え、段取り替えや部材補給作業からオペレーターを解放するフィーダーの自動交換システムを搭載した実装機。新開発のスマートローダーが、生産スケジュールに合わせて、電子部品の補給、次生産への段取り替えを完全自動化。これにより、作業の遅れやセットミスによる部品供給不良などのチョコ停要因を一掃する。

　「第7回ロボデックス-ロボット［開発］［活用］展」にも出展する。