2023.02.23 大手電機8社4~12月連結決算 全社が前年比増収確保 原材料や輸送費高騰で5社が減益・1社赤字

 大手電機メーカー8社の2023年3月期第3四半期(22年4~12月)連結決算は、為替の円安進行を下支えに全社が前年同期比で増収を確保した。ただ、原材料価格や輸送費の高騰などがメーカー各社の利益を圧迫。最終損益は、日立製作所とパナソニックホールディングス(HD)、三菱電機、富士通、東芝の5社が減益を余儀なくされ、シャープは赤字に転落した。世界経済の一部で楽観的な見方が広がるが、各社の経営陣は収益環境の先行きを警戒する姿勢を崩していない。

...  (つづく)