2023.03.30 新たな結晶構造を持つ酸化スズを合成 東工大、三菱マテリアルなどが成功 人工光合成への応用に期待
直方晶Sn₃O₄の結晶構造(c軸方向の投影図、大きい球がスズイオン、小さい球が酸素イオン)
東京工業大学の宮内雅浩教授、防衛大学校の田邉豊和准教授、三菱マテリアルの山口健志主任研究員らの研究グループは、二酸化炭素を一酸化炭素に還元できる光触媒(光を吸収して化学反応を促進する物質)として、新しい結晶構造を持つ酸化スズ(直方晶の四酸化三スズ〈Sn₃O₄〉)の合成に成功した。
三菱マテリアルは、新たな結晶構造の酸化スズについて、蓄積したノウハウを有するシミュレーション技術を用いて、その物質構造と特性を明らかにするプロセス... (つづく)
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