2023.05.25 「空気神社」とのコラボを深化 パナソニック 空質空調社と山形県朝日町 環境配慮製品を導入

空気の大切さを次世代に引き継ぐため、パナソニック 空質空調社と山形県朝日町のコラボが深化する。左が朝日町の鈴木町長、右が空質空調社の道浦社長

空気神社 ライトアップの様子空気神社 ライトアップの様子

本殿内に設置されたジアイーノ(右奥)本殿内に設置されたジアイーノ(右奥)

 パナソニック 空質空調社と、日本一空気がきれいな山形県朝日町(鈴木浩幸町長)の空気神社とのコラボレーションが、さらに深化する。

 朝日町が目指す「環境の町」実現に向け、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」や、太陽光発電システム・蓄電池などクリーンエネルギー関連製品、LED照明などを活用し、空気神社が「環境の町」のシンボルとなるようサポートする。

 空気の大切さを発信する山形県朝日町の空気神社とのコラボレーションは、次世代にきれいな空気を引き継ぐことを目的に、昨年11月からスタートした。

 今年2月27日から期間限定で、コラボレーションプロジェクト第1弾として、空質7要素(温度・湿度・清浄度・気流・除菌・脱臭・香り)を制御する独自技術により、空気神社のきれいでおいしい空気を、パナソニック東京汐留ビル内に再現、体感できる場を提供した。

 今回、第2弾プロジェクトとして、同町が目指す「環境の町」実現に向け、同社の空質機器(ジアイーノ)や太陽光発電、蓄電池といった環境配慮製品を朝日町が導入し、空気神社が「環境の町」のシンボルとなるようサポートする。ジアイーノは空気神社本殿内の地下空間に設置され、参拝者の安心・安全に貢献する。

 また、太陽光発電と蓄電池導入により、災害レジリエンス強化にもつながるほか、空気神社で行われるライトアップ(6月3日~8月30日)において、太陽光発電電力を活用し、ゼロエネルギー化の実現を目指す。

 併せて、小学生に空気の課題やその解決法など、空気の大切さを学んでもらうワークショップ「キッズ エアラボ」を第3弾プロジェクトとして7月から実施する。まずは朝日町の小学校3校からスタートし、将来的には順次全国展開を目指していく。

 また、23年度中に、神社周辺の街路灯を光害に配慮したLED照明とすることで、美しい星空の保護に貢献する。山形県は4年連続、PM2.5濃度で最良の都道府県となっている。

 パナソニック 空質空調社の道浦社長は、「朝日町とは、コラボを通し、空気の大切さを共有している。今後さらにコラボを深め、第2弾、第3弾と進めていきたい」と話す。

 朝日町の鈴木町長は「パナソニック 空質空調社の技術力や情報発信力で支援いただきながら、空気神社の存在感を高めていきたい」と話す。

(29日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報する予定)