2023.06.01 1日は「電波の日」、全国各地で記念式典 「情報通信月間」のイベントも

中央式典であいさつする松本総務相=1日、東京都千代田区の帝国ホテル

 2023年度「電波の日・情報通信月間」記念式典が電波の日の1日、全国各地で開催された。総務省と情報通信月間推進協議会が主催、電波協力会の協賛。電波の利用や情報通信の発展に貢献した個人や団体を表彰した。今月15日までの「情報通信月間」の期間中、全国で約180件の啓発行事などが行われる。

 中央式典は東京都千代田区の帝国ホテルで行われ、約480人が出席した。松本剛明総務大臣は「4月のG7群馬高崎デジタル・技術大臣会合で採択された閣僚宣言を踏まえ、安全で強じんなデジタルインフラとグローバルで相互利用可能なインターネットの維持、推進に取り組んでいく」とあいさつ。情報通信月間推進協議会の遠藤信博会長(NEC特別顧問)は「G7で合意に至った行動計画を推進するためにも、電波の日と情報通信月間が果たす役割はますます重要になる」と強調した。

 「電波の日」総務大臣表彰は、大谷和子氏(日本総合研究所執行役員法務部長)、加納隆氏(滋慶医療科学大学大学院客員教授)、カボ・ニール・セチェレ・モルワエン氏(ボツワナ共和国大統領府担当大臣)、日比野隆司氏(前電波監理審議会長)、柳川範之氏(東京大学大学院経済学研究科教授)、電波産業会無線LANシステム開発部会(守倉正博委員長)の5人1団体が受賞。

 「情報通信月間」総務大臣表彰は、荒川薫氏(明治大学総合数理学部長・教授)、内山田竹志氏(トヨタ自動車取締役)、隅田英一郎氏(情報通信研究機構主管研究員)、富田章久氏(北海道大学大学院情報科学研究院教授)、松本勉氏(横浜国立大学大学院環境情報研究院教授)の5人と、ICT-ISAC(齊藤忠夫理事長)、G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合開催推進協議会(会長・山本一太群馬県知事)の2団体を表彰した。