2023.06.26 【空質商品特集】三菱電機の循環ファン

30畳用循環ファン

「ヘルスエアー機能」搭載
プラズマ放電で浮遊物質抑制

 三菱電機は、プラズマ放電で空気をきれいにする「ヘルスエアー機能」を搭載する循環ファンを提案する。

 循環ファンは、住宅向け天井設置タイプの10畳用、店舗や施設などの広い空間向け壁掛けタイプの30畳用をそろえ、住宅、非住宅への導入が進んでいる。搭載するヘルスエアー機能は、ウイルスや菌、花粉、PM2.5など、空気中のさまざまな浮遊物質を抑制するものだ。

 「ヘルスエアー機能ユニット」は、風路全体に電界・放電空間を形成して通過する物質を抑制し、電気集じんする。「ホコリ取りフィルター」や「脱臭フィルター」も備えるため、大きな粒子や臭いも抑えられる。

 循環ファンの10畳用は、天井から24時間空気を清浄することが可能で、弱運転で21デシベルの静音性も実現。省エネ運転も強みの一つだ。

 天井だけでなく、壁にも設置可能。天井裏や壁の厚さは121ミリメートル以上あれば設置できる。換気扇などと異なりダクト工事が不要であるため、設置しやすい。無線リモコンタイプと壁スイッチタイプを用意して、設置場所に応じて操作しやすくしている。

 壁掛け型の30畳用は、床スペースを有効活用できる上、据え置き型ではないため、接触して転倒するなどの心配が不要になる。「ニオイセンサー」を標準搭載したことで室内の臭気を検知できるようになった。臭気の濃さの変化に応じて風量を自動で切り替える「自動運転モード」を実現し、快適な室内環境を整えてくれる。

 ヘルスエアー機能ユニットは6カ月に1回程度の水洗いで性能を維持できる。取り外したヘルスエアー機能ユニットは水、またはぬるま湯で洗い流すだけでいい。ほか、脱臭フィルターも汚れを水で洗い流した後、約30分水につけると性能が再生する。羽根には「ハイブリッドナノコーティング・プラス」を採用し、ほこりの付着による性能悪化を抑制している。飲食店や医療・福祉施設、ホテル・旅館、フィットネスジムなどで使われている。