金属加工などを主力とする新潟・三条のSANKAが8日、深紫外線（UV-C）を照射して水蒸気を除菌する「UVスチーム加湿器」3機種を発売した。スチーム式加湿器にUV照射機能を搭載したのは業界初という。

　取っ手が付いて持ち運びしやすいポータブルタイプ（6畳相当）、リビングなどでの利用を見込む11畳相当タイプ、サーキュレーター機能も付いた大空間向け22畳相当タイプの3機種をラインアップ。価格は税別1万7000円前後から3万5000円前後を想定。当初はEC（電子商取引）サイトとビックカメラといった一部の家電量販店で売り出す。初年度2万台の販売を目指す。

　スチーム加湿器はヒーターで水を煮沸するため、超音波式や気化式など他の加湿方式に比べて衛生面に強みがある。SANKAは、煮沸して発生した水蒸気に深紫外線を照射することで衛生面を強化。さらに、水蒸気に深紫外線を照射すると水の粒子が微細化され、空気に溶け込みやすいきめ細かな水蒸気になるという。

　SANKAは昨年1月に家電事業を立ち上げ、加湿器や空気清浄機などで家電市場への参入を果たしていた。

　（後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）