2023.10.17 【CEATEC 2023特集】キーデバイスエリア 自動車や5G向けなど重視 最新電子部品・モジュール紹介

キーデバイスエリアでは、電子部品各社が多彩なデモ展示を行う(TDKブース)

 「キーデバイスエリア」では、今年も日本を代表する電子部品・デバイスメーカーが多数出展し、ソサエティー5.0実現を支える最新の電子部品・モジュールや、これらを応用したソリューションを広く紹介する。

 アプリケーション別では、自動運転や電気自動車(EV)を支える車載用部品、産業機器向けの高性能部品、半導体プロセス部品、5Gスマートフォン向けの超小型部品のほか、脱炭素社会の実現に貢献するパワー系デバイスなどが、開発中の製品を含め多数紹介される。センサーや通信デバイス、アルゴリズム、人工知能(AI)技術などを融合したIoTソリューションの提案にも力が注がれる。

 自動車向け電子部品は、今年も電子部品各社の重要テーマに位置付けられている。「CASE」「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」などのメガトレンドに向けた新技術が一堂に公開される。Beyond5G関連も注力分野の一つ。Beyond5G/6Gを支える高速伝送用デバイスや低損失材料、次世代スマホ向けの超小型・高性能の回路部品や接続部品、電源などの最新製品が紹介される。

 「脱炭素/カーボンニュートラル」も各社の中核テーマ。カーボンニュートラル実現に寄与するセンサーや蓄電デバイス、エナジーハーベスト関連、次世代パワー半導体関連デバイスなどが見どころ。各種社会インフラの省エネ化や省人化に寄与するIoTソリューション紹介などもめじろ押しだ。

 このほか、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)関連や医療/ヘルスケア関連、ドローン用部品など多彩な製品が紹介される。

 キーデバイスエリア内に設置する「Tech-Hub」は、未来のテクノロジー展望を探求し、次世代のイノベーションを発見するためのステージと位置付けられ、トップエキスパートによるトークセッションなどのプログラムを展開する。