2023.10.31 SBIとPSMCの半導体工場、宮城に 誘致30カ所以上から
SBIホールディングスと、台湾の半導体ファウンドリー大手PSMCは31日、半導体工場の建設予定地として宮城県内の工業団地を選んだと発表した。政府からの一定以上の補助金を前提とし、基本合意書を県側と締結した。建設予定の工場では最終的に、28/40/55ナノメートルの半導体について、月間4万枚のウエハーを生産できるよう計画している。
立地するのは、宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地。両社は、ファウンドリー設立に向けた準備会社(JSMC)を設立し、建設地検討を進めてきた。30超の自治体から誘致の申し出があり、用地のインフラ整備や様々な経済条件などの提案もあった。
候補地自治体との協議や現地視察を重ね、給排水や高圧電力、ロジスティックなどのインフラの充実度、災害への強度、周辺の住環境、今後の産官学連携の可能性などを踏まえ、同地を建設予定地として決めた。建設開始や稼働時期など詳細については、改めて発表するという。
(1日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)