2023.11.08 【カーエンターテインメント特集】安心・安全 市販ナビ、音声操作モデル充実 ドライブレコーダー搭載進む
安心・安全の観点からドライブレコーダーの装着が当たり前になってきた
安全にドライブする機能や製品も増えてきた。今年の市販ナビは音声操作できるモデルが充実。スマートフォンとの連携により、自然な対話でナビ操作や目的地検索ができるようにもなってきた。アルパインが音声認識で先行していたが、パイオニアやケンウッドも今年の機種から音声操作機能を大幅に高めた。アマゾンの人工知能(AI)アシスタントの「アレクサ」のように操作できる機種なども出てきている。アレクサなどとの連携をする機種もあり、使い勝手は上がってきている。
安心・安全ではドライブレコーダーも底堅く推移している。一時期の販売からは落ち着きを見せつつあるが、新車購入時には高い確率で取り付けるようになっており、既に装着済みの既販車でも高画質で夜間でもきれいに撮影できる高機能モデルへ買い替える人もでてきている。
前方だけでなく後方録画もできる2カメラモデルを求める人が多く、各社とも2カメラモデルの製品を充実してきた。ドライブレコーダーではユピテルやコムテック、セルスター工業などが専用モデルを多くラインアップするほか、ナビメーカーも製品を用意。さらに今年は英国発のドライブレコーダー「ネクストベース」が日本市場に参入した。
ネクストベースは独自のアルゴリズムで事故時などに自動でSOSを発信し救急要請できる機能を持つ。クラウドと連携できるため、映像共有なども簡単だ。日々使えるドライブレコーダーとして訴求しており、今後の市場の反応が注目されている。
そのほか、この数年でドライブレコーダーと連動した電子ミラーも増えてきた。ナビメーカーではケンウッドやアルパインが製品を用意。ケンウッドは純正ルームミラーに被せるタイプを、アルパインは車種に合わせ取り付けのアームごと交換するタイプを提案する。純正で電子ルームミラーを装着できない車種もあるため、引き合いがあるという。ドライブレコーダーとの連携は純正にはないため、市販ならではの製品として各社の動向から目が離せない。