ニチコンは、導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーで小型化、高容量化に対応。125度4000時間保証「GYA」より1ランク高容量の「GYE」、2ランク高容量の「GYF」にそれぞれ16／50／63V定格を追加した。「GYF」にはφ10×12.5Lも加えた。

　チップアルミ電解コンデンサーは、105度5000時間保証「UCK」を10月に市場投入。業界トップレベルの高容量品で、現行「UCM」と比較しても静電容量を最大20.9％増やした。

　導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーは、業界最高レベルの125度3000時間保証「RDS」を市場投入。現行「RSS」と同特性を維持し高温度耐久性を向上。業界最高レベルの125度3000時間で85度85％RH1000時間の耐湿性保証「RKS」も市場投入した。

　導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーは、業界初のリプル電流重畳により耐久性を保証。85度85％RH1000時間の耐湿性を保証した125度2000時間保証「PCW」をそろえた。基板自立形アルミ電解コンデンサーは、業界最高レベルの125度3000時間保証「LHT」を市場投入した。無人遠隔地での使用を想定した長寿命化につながる高温度対応に応えた。

　エネルギー密度とパワー密度を両立した小形リチウムイオン二次電池「SLB」は、最大20Cでの急速充放電性能を有し、10Cレートで2万5000回以上の充放電が可能な耐久性とマイナス30度でも充電可能な低温特性を持つ。エナジーハーベストなどからの微弱電流を0.01Cの低レートでも充電が可能。φ3.3、φ4サイズを追加。定格拡大でIoT向け主電源用途にも対応した。