2023.12.02 G7会合、生成AIで国際指針 利用者にも偽情報防止など求める

会合に臨む西村経産相

 G7デジタル・技術相会合が1日夜にあり、生成AIを巡り、G7として取り組む国際ルール作り「広島AIプロセス」が最終合意された。生成AIに対応した世界で初めての包括的な枠組み。開発者から利用者まで関係者の責務などを盛り込んだ国際指針では、偽情報拡散防止なども掲げた。各国は今後、このルールを踏まえてAIを巡る取り組みを官民で進めることになる。

 ルールでは今回、国際指針がまとめられ、10月にG7で発表していた開発者向けの行動規範との2本が柱になっている。

 国際指針は12項目が掲げられ、情報共有やリテラシーの向上が盛り込まれた。企業や大学、研究機関などが想定されるが、一般ユーザーも含まれる。

 出席した西村康稔経産相は、イノベーションと規律のバランス確保の観点が重要とし、総務省とともに事業者向けのガイドラインの策定を進めていることを説明した。
 (後日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)